どうも、ゆきおです。

「サバゲーって何?」の次に良く聞かれることが“ルールについて”。
代表的なルールといえばフラッグ戦ですが、今回はゲームの内容ではなく、朝のミーティングで説明されることについて書いています。
だいたい同じようなルールが各サバゲーフィールドに採用されていますが、フィールドごとに微妙なルールの違いがあるんですよ。
微妙なルールの違いに関しては現地に行ったときの説明をしっかりと聞いてください。今回はほとんどのフィールドが採用しているであろうルールを解説しますよ!
全国10か所のサバゲーフィールドHPを参考に、「このルールならどこでも採用してるだろ…?」という超基本的なものになっています。
実際に行ってみないと分からないことが多いと思うので、予備知識としてルールを頭に入れておくだけでもOK!
5秒で分かる目次
セーフティーエリアでは発砲厳禁

セーフティーエリアはサバゲー参加者がゴーグルを外して休憩をする場所。
そんな無防備な状態で仮に何かの拍子で暴発し、BB弾が人に当たったら…ケガします。
現に暴発した現場に居合わせたこともありました。その時はケガ人が出なかったので良かったけどね。。
サバゲーフィールドで一番ケガをする場所はセーフティーエリアと言われています。
撃ち合いをするバトルエリアでは顔をガードするため、そこまでケガはしないんですよ。みんな注意してるし。
ちなみにセーフティーエリアやバトルエリアの言葉にピンとこない人は『「サバイバルゲームとは?」の答えは”雪合戦”だ!』を一読することをオススメします!
ゲームが終わって、「ふ~疲れた~」と油断している時に事故が起きます。なんだってそうじゃないですか?
じゃあセーフティーエリアの安全はどうやって確保すれば良いのか? 次へいきましょう!
バトルエリアからセーフティーエリアに戻る際は必ず”弾抜き”をしよう
セーフティーエリアの安全を確保するために、エアソフトガンからBB弾が発射できない状態にする必要があります。
そこで必須な行動であるのが、弾抜きと呼ばれる動作。
エアソフトガンからマガジンを外すことでBB弾が発砲されない、と思いきや。実はまだエアソフトガンの中に1,2発残っていることがあるんです。
なので、バトルエリアとセーフティーエリアの境目の場所に”弾抜きボックス”と呼ばれる箱やドラム缶、カラーコーンに残っている1,2発を撃ち、完全に弾がなくなってからセーフティーエリアへと戻ります。
そしてセレクターを”セーフティー”に切り替え、”発砲できない状態”にしてから、やっとセーフティーエリアへ戻ることができます。


セーフティーエリアに戻るときに、箱に向かって数発撃ち、エアソフトガンの中にあるBB弾を抜くだけ。やってみると分かるけど、なにも難しいことはしてない。
ちなみに”弾抜きボックス”は木箱やドラム缶、カラーコーンなど、フィールドごとに異なるので、バトルエリアに入る際に確認しておこう!
ゾンビ行為の禁止

バトルエリアでは相手味方に分かれてサバゲーをします。んで、BB弾に当たったら「ヒット!」と自己申告し、”フィールド”から”セーフティーエリア”に退場。
例えるならドッジボールでボールに当たって外野に行くのと似ています。
BB弾に当たっているのにヒット申告をせず、バトルエリアに居座ってゲームに参加する人を”ゾンビ”と言います。
ゾンビは”やられたのにまだ生きている”を表した言葉で、サバイバルゲームにおいて最もやってはいけないルール違反。
なぜゾンビ行為を厳しく取り締まるかと言うと、ゾンビがいるとサバイバルゲーム成立しなくなるから。
ドッジボールで内野の人が当たっても、そのまま居座っていたらゲームが成立しないじゃないですか?それと一緒です。
ゾンビ行為をした人はフィールドの出入禁止を言い渡されるほど厳しく対処されるのでご注意を…


意外と遠くから見ていて「当たったのにヒットコールしないな~」と思うことがあります。そういう時は10m近づいてからもう一度撃ちましょう。
もしかしたら弾の威力がなくなって気づいてもらえない、装備の硬い部分に当たって気づいていない可能性があるので…
実はゾンビ行為が起きる原因っていくつかあるんですよ。
なぜゾンビ行為をするのかは『サバゲーでのゾンビ行為の原因は6つもある。』で詳しく書いています!
バトルエリアに入ったらゴーグル着用義務。バトルエリア内でゴーグルを外すのは厳禁

バトルエリアに入る時はゴーグルやシューティンググラスなど、目の保護具を絶対に着用するというルールがあります。
セーフティーエリアではエアソフトガンの発砲が禁止されていますが、バトルエリアでは禁止されていません。
マナーの面で言うならば、ゲーム開始前の待機時間中でも弾が出るかどうかの試し打ちも控えたほうがいいでしょう。というのも、どこから人が来るか分からないから。
実際にあったケースですが、試し打ちをしている人の前にバリケードの死角から突然人が出てきたことがあるんですよ。
数mの距離から突然出てきた人に向かって発砲してしまい……その時はたまたま当たらなかった。ほんとによかった。
んで、この時思ったのが、

だいぶ脱線しちゃったけど、言いたいことは”バトルエリアでゴーグルを外すな”ってこと。
。レンズが曇ろうが目にゴミが入ろうが、コンタクトが外れようが、絶対にゴーグルを外してはいけません。
もしコンタクトが外れそうなら、そのゲームは諦めてセーフティーエリアに戻ってからコンタクトをつけ直しましょう…
ゲーム中はもちろん、ゲーム開始待機中、ゲームが終了してセーフティーエリアに戻るまでゴーグルはつけてください。


ゲーム終了して緊張が解け、動いていたから暑くてゴーグルを外してしちゃう、ってのがよくあるパターン。
ゲーム終了を知らせる笛や放送が聞こえない人や、帰り際に試し打ちをする人がいるかもしれません。
セーフティーエリアに戻るまでは必ずゴーグルをして、BB弾から目を守ろう!

さらにさらに、サバゲーフィールドによってはシューティンググラスが禁止だったり、頭の周りを一周するゴーグルじゃないとダメだったりと安全に配慮した場所もあります。
行くフィールドはどんなルールがあるのかをあらかじめ調べておいたほうが無難ですね。
ここで大門団長さんのツイートを引用。
先日、知り合いがシューティンググラス使ってて失明しかけたらしいので皆さんもなるべくゴーグル使いましょう。
レンズとフレームの境目に被弾してフレームからレンズが脱落したとのこと。シューティンググラスは中に弾が飛び込んで来る事も怖いけど、そもそも構造が脆いのでサバゲーには向いてません— 大門団長@STINGERオーナー (@daimondanchou) 2017年8月2日
今回の人は被弾の衝撃でフレームからレンズが取れたパターンだけど、耳にかける柄の部分に被弾して折れてグラス自体が顔から脱落したパターンは何回かフィールドで見てます。
シューティンググラスの人は怪我した事無いから大丈夫と言うけどホント危ないよ。横から撃つと吹っ飛んで行くことあるし— 大門団長@STINGERオーナー (@daimondanchou) 2017年8月2日
私自身もブッシュで敵の数メートル横とか後ろ取ること多いのだけど「おい、シューティンググラスの隙間から眼球見えてんぞ」ってのが過去に何回もありました。仲間からもよく話を聞きます。
シューグラで怪我した事ないから大丈夫って息巻いてる人は相手が気を遣ってくれてる部分も多いんでないかな— 大門団長@STINGERオーナー (@daimondanchou) 2017年8月2日
このツイートを読んだ時血の気が引きました。実は自分も同じような体験をしていたんですよ。
「もしもゴーグルじゃなくてシューティンググラスをしていて被弾していたら…」と思うとゴーグルを着用していて本当によかった。
シューティンググラスのスキマからBB弾が入ってケガしていたかもしれないからね。マジでビビった。
ちなみに大門団長さんも『大門団長の大量破壊ブログ』というブログをやっているので、ぜひ読んでみてください。
銃・装備品・衣服、どれかに当たればヒット扱い
ヒットの基準は「銃・装備品・衣服」どれかに当たったらすべてヒット。
帽子のツバにかすっても、銃の先っちょに当たっても、すべてヒットです。
跳ね返った弾、味方の誤射、自分が撃った弾、ワンバウンドした弾、フィールドによってヒット扱いになります。
「今のは痛くないからセーフ!」「俺の銃は強いから銃に当たってもセーフ!」なんて自分ルールは許されません。
「当たったかどうか分からない…」と心配する人がたまにいますが、「当たったかも?」と思ったら退場しましょう。

次のゲームの作戦練りつつ、ゆっくり休憩すればいいじゃん!
また、味方を誤射してしまったら撃った人もヒット扱いになるフィールドもあります。味方の誤射(フレンドリーファイア)のルールもきちんと把握しておこう。
貸切での出来事ですが、”ゾンビ行為をしている人間は周りの人から目をつけられ、周りを囲まれて四方八方から一斉射撃をされる”なんてこともあったみたいです…
ゾンビ行為はバレているので、しないように!
ヒットコールは大きな声で分かるように!
BB弾に当たったら「ヒット!」と大きな声で大きく手を挙げてヒットコールをしましょう。
ヒットコールをすることで”自分はBB弾に当たってヒットです。退場しますよー”のアピールになるワケです。。
小さなジェスチャーでヒットコールをしたらどういうことが起こるでしょうか?


もうちょっと撃ち込んで様子見てみるか。(BB弾を撃ち込む)


(ヒットコール全然聞こえなかったし、手もちゃんと上げてないからヒットしてるかどうか分からなかったよ…俺ハゲてないし…)
ヒットコールが相手に伝わらないと、オーバーキルが起きます。
オーバーキルが起きると、ケガするかもしれませんし、そもそも揉め事の原因になります。
ただしトリガーを引いてからBB弾が出て、相手に着弾するまでのタイムラグがあるため、オーバーキルは完全に無くせません。
オーバーキルをされて怒るのもおかしな話ですが、撃たれても紳士の対応をお願いします。
そしてオーバーキルをしてしまったら「すみません!ごめんなさい!」の謝罪をしましょう。その一言で平和になりますよ。
もしゾンビがいたら直接指摘せず、ゾンビ行為をしている人の装備の特徴と合わせてフィールドスタッフに伝えましょう。
暴言暴力の禁止
さっきのオーバーキルの逆切れに関連して、暴言暴力の禁止です。
暴力以前の相手を威圧する発言「あ?イテーじゃねーか!」もご法度。

自己申告という非常に曖昧なルールの中で遊ぶサバゲー。
それを理解できない人はサバゲーに向いていないのでサバゲーを辞めた方がいいですよ。他の娯楽を見つけましょう。
わざわざ休日にお金払ってみんな遊んでるんです。お互いに楽しくサバゲーしましょうよ。
フリーズコール・ナイフアタックの禁止
フリーズコールとは、相手の真後ろを取って「フリーズ!」と言いながら相手をヒット扱いにする行為のこと。映画でよく見るやつ。
ナイフアタックは、敵に触れたら触れられた人がヒット扱いになる行為。
禁止の理由は3つあります。
- 真後ろじゃなくても真横からフリーズコールする人がいることもある
- フリーズコール直前で敵に気づいて、至近距離でBB弾を撃ち込んでしまって非常に危険
- 敵に気づいて反撃したとき、お互いのヒット判定が曖昧になって揉め事の原因になる
真後ろに敵がいればびっくりするし、もしかしたら反撃しようとして乱射する可能性だってあります。
考えられる危険を考えて、フリーズコールは禁止になっています。


至近距離でも相手に触れるのは争いのタネになるから、射撃で白黒つけよう!
ただ、ひとつ言いたい。
敵の真後ろを取るって滅多に無いから大丈夫だ!
敵見たら「真後ろ取ってやろう」とかそういう考えは吹き飛ぶから大丈夫。敵を見た瞬間に即撃っちゃうから。
ここらへんも各フィールドのルール説明をしっかりと聞きましょうね。
エアソフトガンの初速規制オーバーの禁止
サバゲーはエアソフトガンを使用して遊びます。
んで、そのエアソフトガンの出るBB弾の初速には銃砲刀剣類所持等取締法で制限されているんです。
簡単にですが、BB弾の重さ毎に初速の規制値を掲載しておきますよ。
- 0.12g 初速128 m/s 以下
- 0.20g 初速 98 m/s 以下(352.8km/h)
- 0.25g 初速 87 m/s 以下(313.2km/h)
- 0.28g 初速 84 m/s 以下
- 0.30g 初速 81 m/s 以下

よく使うBB弾の重さが0.2gと0.25gなので、時速に変換しました。
時速300キロオーバーなので新幹線よりも飛んでくるBB弾の方が速いです。
新幹線よりも速いBB弾を撃ち合うのでもちろん危険。
でも当たるとめっちゃ痛い…というわけでもありません。
これらの初速は計測器からゼロ距離で計った数値。
実際に当たるときは、20-30mの距離でBB弾に当たって「あ、当たった。」って感じ。
静電気でバチっとする感覚に似ていますね。

初速の他にも外装の規制などもあります。興味のある方は調べてみてください。
どうしてエアソフトガンの初速規制があるのか?

自分は生まれたばかりなので良く知りませんが、約20年前は今ほど規制が厳しくなかったらしいです。
ですが、高速道路でベアリング弾を走行車両に撃ち込んでケガ人が出る事件が発生してから、規制が厳しくなったらしい(チームメンバー情報)。
話を聞くと規制前は「ブッシュはBB弾で刈り取るモノ、隠れる場所じゃない。」「頬に当たったら貫通した。」といった今では考えられないほどのパワーでサバゲーをしていたらしいです…?
今は規制でパワー制限があるため前よりも安心してサバゲーが出来るのでご安心ください。
ケガしないために、ケガさせないためにルールを守りましょう。
屋外フィールドはBB弾はバイオBB弾のみ使用OK
BB弾には3種類あります。
- プラスチック弾
- セミバイオ弾
- バイオ弾
プラスチックをBB弾の形にしたモノ。自然に還らないので、サバゲーで使用することは禁止されている。
石灰石などで作られたBB弾。20年くらい経たないと自然に還らないので結局サバゲーでは使えない。
生分解性プラスチック製のBB弾。2~3年で自然に還るので、サバゲーではバイオBB弾の使用が義務付けられている。
サバゲーでは環境に配慮してバイオ弾の使用を義務付けられているので、きちんと守りましょう。
プラ弾禁止のフィールドで間違えてプラ弾使ったりすると大変だからね。
エアソフトガンの撃ち方の制限
ブラインドショットの禁止
ブラインドショットというのは銃だけバリケードから出して、身体はバリケードに隠しながら発砲する行為。

きちんと狙いをつけないと敵味方関係なく発砲し、
撃つ人はどこに撃つのか見えていないので、敵味方関係なくBB弾をバラまいた結果、味方に撃つ可能性もあります。
ブラインドショットでフレンドリーファイアされた時なんて「ルール守れよ…」って揉め事の始まりになりませんか?

隙間撃ちの禁止
隙間撃ちはバリケードのスキマの小さな穴から銃口だけ出して発砲する行為のこと。ブラインドショットに似ています。
スキマから撃つので、どこに飛んでいくのか把握するのは難しいし。なのでフレンドリーファイアの危険があります。

正々堂々と戦おう!
隙間から撃ち込んでヒット取って楽しいんですかね?
もっと映画みたいにエアソフトガン構えてバシッとヒット取ったほうが気持ちいいはず。
相手だって隙間撃ちでヒットしたら気分良くありません。お互いに気持ちいいプレーをしましょうね。

スキマ撃ちと判断される基準は2つ。
- 自分の頭が通るかどうか
- サイトを覗きながら銃を構えて発砲できるかどうか
この2つのうち1つが出来なければ、そのスキマから発砲するのは禁止、と考えてOKです。
フラッグダウン時に駆け込み行為の禁止

周りに誰もいないから、敵が来る前にフラッグダウンしないと!

フラッグダウンする手前で返り討ちにしてくれるわ…!)


走っている上にフラッグに集中しすぎて被弾に気づいてない!フラッグダウンされる!


BB弾にバチバチ当たりながらフラッグダウンするのはフラッグダウンじゃないありません…
守っていた人はやるせないですよ。ただしどんなにムカついても、暴言暴力はダメだぞ。
目の前に敵のフラッグを見つけると誰もが浮足立ってしまうのは仕方ありません。
が、周りを完全に制圧してからフラッグダウンをしましょう。
フラッグの前に5秒立ってヒットしなければ完全に制圧したといって間違いありません。
映画ばりに味方とうまく連携を取りながら進攻するのもサバゲーの醍醐味ですからね。
フィールド施設内の事故は自己責任
フィールド施設内の事故や怪我、破損、盗難などすべて自己責任。
歯が折れようが骨が折れようが心が折れようが、すべて自己責任です!(戦グループ引用・改変)
「サバゲー中に転んで銃が折れた!」「サバゲーしてたら貴重品盗まれた!」
これも全部自己責任です。ボウリングしてて貴重品盗まれても自己責任でしょ?
ただし、フィールド内に貴重品を持っていくのはオススメしません。
屋外フィールドに一度落としたらほぼ見つかりません。
カギ付きの入れ物に入れておくとか、フィールドにあるロッカーに入れるなどして、自分の身は自分で守りましょう。
サバゲールールはこれでバッチリ!


サバゲーは分厚いルールブックなんて無いからね!
サバゲーを始めたばかりは右も左も分からなくて当たり前です。
サバゲーを1日やれば勝手もわかるので、とりあえずやってみましょう。
たくさんルールある中で特に忘れてはいけないルールを3つ挙げておきます。
- フィールドに入ったらゴーグル着用義務。フィールド内でゴーグルを外すのは厳禁
- ゾンビ行為の禁止
- セーフティーエリアでは発砲厳禁

この3つに限らず、安全にサバゲーをするために存在するルールがたくさんあります。
あなたがなにか行動をする時に「この行動は自分・周りに危険が及ばないかな?」と少し考えてみてください。
そう考えたらフィールド内でゴーグルは外せないですよ。めっちゃ危険だから。
この記事にあるルールを押さえれば、初めてのサバゲーでもバッチリです。
歴戦のサバゲーマーへの一歩を踏み出しましょう!
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