人間は飽きる生き物
人間は飽きる生き物って言います。言い換えると変化が必要な生き物とも言えるかもしれませんね。
そんな生物なのに、どうして「安定の公務員!」とか言いながら、大学生は公務員目指すんだろう?謎。
もちろん、自分なんかにゃ理解できない素晴らしい目標の元、公務員を目指している人もいると思います。頑張って日本を変えてね!!

これは、秋。
どうして飽きてしまうのだろう?
日々の色んな行動に対して、人それぞれ、飽きている行動があると思います。洗濯物干す作業とか。
今回は、自分の体験談を例にして、飽きる要因を考えてみます。
- レジ打ち
私は、ダイエーでレジ打ちのバイトをしていました。
最初は覚えるのも楽しくやっていましたが、3ヶ月もすれば同じボタンを押すワンパターンな仕事となってしまい、飽きが来てしまいました。すぐに辞めました。
- ガソリンスタンド
自分は、ガソリンスタンドでバイトをしています。
外仕事で、誘導の時には声を張る、お客さんとはコミュニケーションを取って、ミスの無いようにする、など、レジ打ちとは比べ物にならないくらい、覚えることがありました。さらに、車のメンテの方法ももれなく教えてくれたおかげで、オイル交換やタイヤの付け替えは難なくこなせるようになりました。
大変な分、仕事を覚えたときは、そのスタンドで最強の人材になっていましたけどね。
さて、「飽きる」というレベルに達する前に、ある段階があったのをお気づきかと思います。
仕事を覚えるのが楽しい
ゼロの状態から、いろいろと知識を身につけ、仕事に取り組む。
知識がある分、仕事のスピードも速くなり、自分が使える人間になっていく。
その強くなっていく過程が、楽しいと感じるはずです。
しかし、その強くなっていく状態が急に無くなり、成長しなくなります。
成長しなくなることが「飽き」だと考えています。
今まで身につけた知識で仕事をこなすには十分で、スピードもあり、正確でもあると思います。
飽きた仕事をもう一度飽きずにこなすには?
自分が好きな言葉があります。ざっと説明いたしましょう。
守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方の一つ。日本において左記の文化が発展、進化してきた創造的な過程のベースとなっている思想でもある。個人のスキル(作業遂行能力)を3段階のレベルで表している。引用:wikipedia
守
「守る」とは、師匠の教えを守ったり、作業の一連を覚えたりする、ということです。
守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前)。 ~ 自律的に作業を遂行できる(1人前)
破
「破る」とは、今までの教えや作業を、自分に合った型に作り変えることです。
作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)
離
「離れる」とは、今までの教えから発展し、自己流の型を生み出すということです。
新たな知識(技術)を開発できる(創造者)
最初は教えを守るのが良いけど、最終的には自分独自の型を作ろうぜ!という考え方。
これを、ガソリンスタンドの「キャップ締め」の業務に当てはめてみます。
実際に私はこれを実践してから、一度も締め忘れはありません。セルフで入れる時は、ぜひ真似してみてください!
守
キャップ締めの作業としては以下の通り。
- キャップを締める
- キャップが締まっていることを指さし確認
- 給油口のフタを閉じる
- 「キャップOK」と声を出して、自分は「キャップを締めた」という作業を周りに伝える
(スタンドごとの確認があるので、これは自分のバイト先の流れです。)
破
この流れで、私は
給油口が歪んでいて、しっかり閉じないと開いたままになってしまう。
というミスをしてしまったので、それの対策を練り、「離」へいきます
離
- キャップを締める
- キャップが締まっていることを指さし確認
- 給油口のフタを閉じる
- 閉じた給油口のフタをもう一度閉じる。給油口を二回閉める、ということ。
- 閉じた給油口とボディに段差が無いか指さし確認(もし段差があれば、給油口は閉じていない、ということ。)
- 「キャップOK」と声を出して、自分は「キャップを締めた」という作業を周りに伝える

赤字の二点を増やすだけで、事前にミスに気づくことができ、失敗が無くなりました。
外国産の車に多いプッシュ式の場合は、2倍の時間をかけて、ゆっくりキャップを閉じます。その後、5へとつながります。
まとめ
今回はガソリンスタンドを例に出しましたが、いろんな行動に応用が効くのではないでしょうか?
守破離を小さなことにでも当てはめてみると、効率よく、正確に行動することができるかもしれませんね!